人間探求派として知られた俳人、加藤楸邨(しゅうそん)に、猫の句だけを集めた
句集『猫』がある。
ページをめくると、制作の傍らに常に猫がいたことが伝わってくる。
楸邨の二男・冬樹さんと結婚した瑠璃子さんが当時を振り返る。
「大田区の家に落ち着く前、一家は幾度も住まいを変えたそうですが、そのたび
猫もリュックに入れ、一緒に連れていったそうです。この家に嫁いだときには、
お風呂場、軒下、物置、屋根の上…あちこちに猫がいるのでびっくりしました。」
現在は、3代目「ミケ」と、アメリカンショートヘアの「ミュウ」が昭和の趣を
残した家を遊場にしている。
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◇ 鯣(するめ)の香夜長の猫と我をつなぐ       楸邨
◇ 死ににゆく猫に真青(まさお)の薄(すすき)原   楸邨
◇ 百代の過客しんがりに猫の子も           楸邨
◇ 妥協せぬ猫の目どんぐりくれといふ         瑠璃子
※かとう・るりこ 
1936年、東京生まれ。
楸邨の二男で、国語教師の冬樹さんと結婚。義父楸邨の主宰する同人誌「寒雷」の
発行事務をしながら俳句を始める。
90年、清山賞受賞。楸邨没後、96年より「寒雷」選者。
句集に『白牡丹(はくぼたん)』『蒼(あお)き隠岐』。
共著『楸邨俳句365日』。
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